昨日、発売のモーニング。
昨日は仕事が忙しかったので、今日になって大半を読んだ。
巻末の小説「モダンタイムス」に面白い話が、小説中で語られる物語として書いてあった。
バスに乗り合わせた比呂くんという子供が、両親に話していた物語。
その物語が、童話「北風と太陽」をアレンジしたものだった。
オリジナルは、人格のある北風と太陽が、旅人のコートをどちらが先に脱がせるか競争する。
北風が強力な北風を吹かせてコートを吹き飛ばそうとしても、旅人はコートを押さえて決して脱がすことはできない。一方太陽は、暖かく旅人を照らして、暑さから旅人が自主的にコートを脱ぐことになる。
オリジナルはかなり教訓めいた傑作童話であるが、小説の中で比呂くんの語る物語では、北風、太陽、比呂くんの3者が競い合う。
北風も太陽もコートを脱がすことに失敗する。そこで比呂くんの取った作戦がすごい。
その作戦は「何もしない」。旅人はいずれ家やホテルについて、コートを脱ぐ。だから何もしなくてもいい。
身もふたもないではないか。比呂くん。
あまりにくだらないが、しかし、あまりに面白い。
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