相撲界の不祥事が話題になっている。
NHKの海老沢さんなどは、「朝青龍問題とはレベルが違う」みたいなことをいって強く非難しているが、相撲関係者や相撲専門記者にとっては、そうでもないようにみえる。
常軌を逸する暴行により死んだことが明らかになっても、相撲協会の反応は鈍く、処分を下すまでに時間がかかった。2ちゃんねるには「相撲協会を廃止すべき」という論調もみられたが、そうなってもおかしくないくらい根が深い問題なのにである。
きっと彼らの本音は、「師匠や兄弟子が後輩をしごくのは当たり前、それで死んだとしてもしょうがない」くらいの感覚なのだろう。ひょっとしたら彼らにとっては時津風親方よりも朝青龍のほうが、悪人なのかもしれないとさえ感じる。
こういう印象を抱いてしまうのは、彼らの常識と、世間一般の常識とずれから生じているのだと思う。子供のころから相撲一筋、引退後も相撲で飯を食べているのでは、それもやむなしか。
同じことが建設業界にもいえる。いや、あった。
何年か前までは、金銭の受け渡しなく、業者間で話し合って受注業者を決める談合は「いい談合」と呼ばれ、関係者はみな黙認していた。発注者側でも積算をしている。そして、その金額の範囲内で話し合いにより平和に受注者が決まる。
発注者は「安かろう悪かろう」のリスクを回避でき、受注者は過剰収益を技術開発につぎ込める。まさにウィンウィンの関係が築かれていた。決して公にはできないが、こういう談合は悪くないというのが、業界の常識だったわけだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿